天ノ少女 LOT30予想~Innocent Greyへの挑戦~

本記事は殻ノ少女虚ノ少女、天ノ少女体験版のネタバレを含みます。未プレイの方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LOT30挑戦にあたって

2019年に『殻ノ少女』2020年に『虚ノ少女』のリマスター版がそれぞれ発売されたことで殻ノ少女シリーズの存在を知りプレイすることができ、第三作目にして最終作である『天ノ少女』の発売をオンタイムで迎えることができただけでなく、殻ノ少女シリーズで毎度おなじみのLOTに参加することができてメチャクチャ嬉しい……!!

そして景品として、最も多くのキャラクター数の生死を的中させた人には天へと続く階段を昇る片翼の冬子を描いた絵画『ベアトリーチェ』が、的中者数上位20名には青い蝶の群れとともに佇むステラを描いたタペストリーである『蝶ノ視ルユメ』が当たります。どちらも本当に欲しい……!壁に飾りたい……!

何としても高的中率を目指したいところですが、今回と同じ人数の生死を予想するものだった殻ノ少女LOT30では、1位の方の的中率がなんと25/30!で単独トップでしたし、21位の方の的中率も22/30ということで、ほとんど条件が同じである今作のLOTにおいてもこれと同程度の高的中率が求められてきそうです……。

限られた情報をもとに推理

LOT30の受付期間は2020年12月11日~18日ということでここまでの間でInnocent Grey様から公開されたあらゆる情報をもとに死亡/生存キャラを考えてみました。参考にした素材別に予想を書き連ねていきたいと思います。

A.シリーズ通しての傾向

まずシリーズを通しての傾向から考えていきたいと思います。

殻ノ少女虚ノ少女ともにエンディング数はとても多いため、それだけバッドエンド数も多く時坂玲人・紫ともにいずれかのバッドエンドで死んでしまいます。本作でもそれを踏襲するんじゃないかなと思います。正直可能性としては紫は五分五分といった気もしますが、玲人はほぼ100%死ぬと思います。

あと、高城夏目は死なない。彼女には死体を監察するという役割があり死んでは捜査に差支えが出ますし、そもそも作中で起こる事件の犯人を含んでいるであろう他キャラクターとのかかわりも薄く、殺される動機がないでしょう。

ほぼ同じ理由で蒼木冬史も死なないと思います。あと強ェですしね。

あと前提として、男キャラはあんま死なないという暗黙の了解があると思います。

B.天ノ少女Commercial Film

公式が9月にYoutubeにアップした約1分のCM動画。天ノ少女のあらすじをダンディな声のナレーターが語る映像となっていますが、作中で発生する事件の展開についてつまびらかに語られていたので引用します。

「……本物レプリカが交錯する事態の中、やがて事件の真相は意外な形で姿を現し、新たな事件へと伝染していく。捜査の果てに迎える邂逅、そして結末……」

ここのナレータ―のセリフと公式サイトの情報、オープニングから本作の展開の骨子を次のように大まかに予想しました。

①『天罰』の見立て殺人(真作)

②『天罰』の見立て殺人(贋作)

③意外な形=人形集落に関する事件

④新たな事件=農家たちに起きる事件

⑤邂逅=黒矢尚織との決着

①と②は数字通りの順番ではなく、「交錯する事態」という言葉もあるので①と②を行ったり来たりするような事態になると思います。

そして③の解釈ですが、オープニング映像の1:05あたりに真崎・二見・黒矢の絵とともにlinked backwardsという文字が映っていることからこのように予想しました。『天罰』事件を追っている最中に人形集落絡みの事件が起きるならばまさに「意外な形」と形容するにふさわしいと思います。

④LOT30の中の6枠をも農家たちが占めていることからおそらくここは間違いないと思います。

⑤かなり悩んだのですが、黒矢は常軌を逸した犯罪者ですが、殺されることはないと思います。彼を殺すとすれば主人公であり因縁も深い玲人や真崎になるでしょうがどちらも殺すに至るまで感情を見失うことないはずです。……もちろん本編で黒矢がこれ以上何かを起こさなければですが。

C.公式サイトキャラクター欄

キャラクター説明部分にはさほど手掛かりはなかったですが、基本的に各キャラに2つずつ用意されているボイス欄に多くのヒントがちりばめられていたように感じます。キャラごとに気になったボイスを引用して受けた印象とそれをもとにした予測を書きたいと思います。

①時坂玲人

「馬鹿だよ……お前は……」

→「お前は……」の部分が相手を責めていて且つ少し優しいような、哀しんでいるような口調だと思い、玲人が親しい間柄の人間の死体を発見した時に発したセリフだと考えました。さらに「お前」という呼称であることや距離を感じさせない物言いであることから親しい男キャラが亡くなったと考えました。玲人と親しい男キャラと言うと魚住と真崎がいますが、バッドエンドでは真崎智之が死ぬものもあるのではないかと思いました。

魚住については後述。

②茅原冬見

「ここ何日かお店に不審者が来てるみたい」

→随分意味深な内容ですが、月世界の中に入る勇気がなく付近をウロチョロしていた魚住のことだと思いました。

(書いている途中に少し後悔。ホントに不審者だったらドウシヨウ……)

③六識命

「私ならば彼女の意識を取り戻せます」

→この「彼女」が指し示すのは約16年前から昏睡している八木沼英理子というのが妥当なセンな気がしますがどうか。その場合、八木沼による取り調べの際に、八木沼を挑発するためかあるいは八木沼と取引をするために発された言葉かも。他の可能性としては、ブラフであろうと「意識を取り戻せる」という発言がまかり通るだけの、最低限の関係性を持った女性である山ノ内、白崎、茅原あたりが考えられる。

「たまには体を動かさないとなまってしまいますからねえ…さて、どうしましょうかねえ…」

……脱獄しませんよね?六識サン……?そう考えると一つ目のセリフは監獄の外に出るために八木沼を揺さぶるためのセリフのような気もする……

さすがに脱獄の可能性は無いと信じたいが、昭和ですし何か起きてもおかしくはない、というと昭和に対して失礼な気もする……

④二見憂

→このキャラはLOT30に入るだけの主要人物であるのにもかかわらず、ボイスが一つであることに違和感を感じた。このキャラだけ前作から変化しているところがあまりないから自己紹介ボイスをもう一度録ったところで代わり映えしない内容になるという判断なのかな?しかし、人形集落絡みの事件が起きるという予測との整合性の下、二見憂は死亡すると判断。それに一応、一方的な恋慕の情という形ではあるものの渦中の黒矢尚織との関係性もあるので、どうつながるかは予測できませんがそれ絡みで亡くなる可能性もあるかなと。

⑤農家たち

→佐枝夫妻と鳴子夫妻のボイスにより両家の娘が誘拐されていることがわかる。誘拐されたのが娘であることから、前述の『天罰』の新事件への伝染という部分もこの農家の娘の誘拐事件(ゆくゆくは見立て殺人事件化?)のことを指している予感がする。

正直この件に関しては多邑家が怪しすぎる。多邑ハルのボイスを引用すると「何もありゃしないさ。遊びに行くと出かけてそのままだからねえ」とある。息子の多邑勇作は引きこもりであるため、「遊びに行った」のは佐枝家か鳴子家の娘のどちらかだと思われる。しかし、ハルは農作業道具を近所の農家に貸しているとあるし、農家同士両家とはつながりが強そうであるにもかかわらず、その両家の娘たちの安否について発言しているであろうこの口調は投げやりに聞こえる。

――――怪し~~~……

こうみると勇作も怪しく見えてきてしまう。例えば勇作が二人の娘を誘拐して自室で監禁してるとか、(さすがに無理筋?)逆にハルが誘拐していることに気づいているけど言及できていない、とか。(これも強引?)考え出したらキリがないですが、勇作とハルとの間のコミュニケーション不足やそうはいっても二人の間に存在するであろう親子の愛からこうした展開もあり得るような。

とはいっても農家軍団に関する情報は不足しており、ここで勝負して大きく外したくもないし、おそらくほかのLOT参加者も似通った判断をするだろうと思ったので農家軍団は全員生き残るという消極的な判断をしました。仮に多邑親子が犯人だとしても死亡するわけではないでしょう。

D.OP映像

オープニング映像から得られた情報はかなり多い。というかそもそもオープニング映像自体に含まれる情報量がかなり多かった。0.25倍速にしたり同ヵ所を何度も繰り返し再生したりして隅から隅まで余すところなく鑑賞し、その中で気づいたことをいくつか列挙していきます。

①0:27 千絵と紫

千絵は左側に立ち紫は右側に座り、お互い視線は別々の方向を向いています。このシーンで気になる点としてはお互いに対照的な服の色とそれぞれの横に表示されている英単語です。

千絵はコートを羽織っており、体躯の色としてはコートとスカートの色である黒が基調となっていますがタイとソックスが鮮明な赤で彩られており、どこか妖しい雰囲気を醸し出しています。対して紫は櫻羽女学院の白い制服に身を包み、リボンとソックスは灰色のようで、清廉とした印象を受けます。

続いて各人の隣に表示されている英単語でしたが、意味を調べてみると

千絵…degenerate 「堕落した(人)、退廃した(人)」

紫…immutability 「不変、不易」

となっていました。

二人は幼馴染という関係性の中、対照的に描かれているのは明らかですが、千絵に向けられた「堕落」という言葉は何やら不穏な響きを持っています。

②0:38 罅割れる千絵と両翼

はじめは一糸まとわぬ姿で胸部を覆うように両手を交差させ静かに瞑目していた千絵のイラストがガラスの破片のようなフレームを通して映し出されていましたが、数秒たつといきなり彼女の表情は消えてそこに亀裂が入り、両腕も二の腕あたりから先がボキリと折られてしまったかのように失くなってしまいます。そして、罅と同時に彼女の両側に翼をかたどった紋様が出現しますが、出現すると同時にすぐに切り裂けてボロボロになっていきます。

これをもとに、窪井千絵は『天罰』の見立て殺人のレプリカ制作者、つまり模倣犯によって命を落とすと考えました。崩壊していく千絵の像が死を象徴しているように見えたことと、両腕こそ欠損しているものの両翼がかたどられているのは真作の『天罰』とは異なっていることをその根拠にしました。

③0:43~0:45 黒矢と六識

振り子のように左右に揺れる絞首のためのロープは、中央を通るたびに六識と黒矢の立ち絵が交互に映し出されます。この二人の結びつきをうかがわせるような箇所です。

④0:52 『天罰』を受けた女性像

登場人物の顔が収められた額縁がいくつか映し出されるなか、『天罰』事件の被害者であろう女性のイラストが額縁の外に描かれていました。髪はセミロングくらいでしたがどのキャラクターかまでは分かりませんでした。

⑤1:00 綿貫かえでの片翼

綿貫かえでのイラストがアップされた後、朝顔や鳥や骨の人体模型が背景に浮かび上がる中、彼女の右の背中からは翼が生えてきました。

ここから綿貫かえでは真作の『天罰』の見立て殺人によって殺されると考えました。

⑥1:04 linked backwards

『天罰』事件が人形集落と関係してくる根拠。

ここで人形集落の関係者のなかで存命の者、そして獄中にいない者、行方をくらませていない者、高齢でない者を洗い出したところ、真崎、冬見、未散、憂、夜宵、千鶴、文弥が挙げられました。

此処から犠牲者が出ると考え、前述のとおり憂は死ぬと考えましたが、冬見にもピンチが訪れる展開にも賭けてみました。真崎が一人称視点の時にピンチの冬見の下に駆け付けるアドベンチャーパートが挟まり、行き先を誤ると茅原冬見が死んでしまうと予測してみました。(虚ノ少女の展開に引きずられている気もしてきた…)

また、朽木兄妹は生き残ると思います。人形集落ともかかわりがありますし他にも様々な怪しい要素もあります。例えば千鶴と八木沼英理子とのつながりや朽木文弥による朽木冬子への好意が挙げられます。けれども事件に巻き込まれている状況は想像しにくかったので生き残ると判断します。

⑦1:09~1:13 部屋の中

Hidden Masterpieceという単語が出たのち、視点はある部屋の中へと移動します。部屋の対面の壁には三枚の扉があり、中心に時坂玲人の立ち絵があり、彼を軸としながら部屋を時計回りにぐるりと半回転すると、対面の壁には『天罰』が飾られており、今度は『天罰』の中に視点はズームインしていきます。

視点が半回転する間に部屋の壁に沿うようにして何人かのキャラクターの白い影絵の立ち絵がちりばめられています。キャラクター絵は白く塗りつぶされているので外見ではどのキャラかわかりかねますが、全員キャラクター欄と同じポーズをとっているので一人を除いて絞り込むことができました。

 部屋の中の人影は全部で9つあり、人物名を挙げると、真崎、紫、魚住、歩、山之内、静、笹倉となりました。7人しか挙げていませんが、判別できなかったの人影が一人いたのと、笹倉と思しき人影が二つあったためです。静や真崎、紫がいることからこの部屋にいる人間はみんな本編で犠牲になってしまうという可能性をどうしても勘ぐってしまいます。笹倉に至っては二つの人影が用意されていることが不可解でなりません。とにかくこの部屋にいる人間の生死選択の際には死のほうに寄せて考えてみました。

⑧1:54 二体目の『天罰』像

再び『天罰』をかたどったイラストですが、④で見た女性とは違うことがわかります。というのも両女性とも左方向を向いていますが、今回の女性にのみ首の左側にほくろのようなものがついているからです。殻ノ少女虚ノ少女をプレイしなおして、特に肌が露出しやすいシーンを重点的に調べて、女性陣の首筋のほくろを探しまくったんですけど(冷静に振り返ってみるとすごい業の深いフェチのようですが)何の成果も得られませんでした。

⑨余談

0:39の箇所で英単語が表示されていますが、periodic seraphim「周期的な熾天使というものでした。なんだかこの英熟語が訳ともども頭に焼き付いて離れません。熾天使というと天使の中で最も上位の存在で神に最も近い位置にいる天使です。なぜ熾天使なのか、だれを象徴しているのか、何が周期的なのか、分からないことだらけです…

E.前日譚

12月11日に配信開始された天ノ少女の前日譚。およそ2時間かけてプレイしましたが懐かしいキャラクターたちや新しい顔ぶれたちがどんどんと姿、そして声を現していくほか、シリーズおなじみの移動場所の選択や事件捜査といった要素も織り込まれており気分の高揚が収まりきりませんでした。本編ではある条件を達成しない限りこの前日譚部分は鑑賞できないとのことですが、それにしては核心的な事件が大きく起きていた印象があります。以下気になったことを列挙していきます。

  • 前園静

まず前園静の死亡は確定。『天罰』事件の第一の被害者でした。

  • 窪井千絵と前園静

千絵は絵の家庭教師をつけていると、静は空き時間に絵を教えているという発言から静は千絵の絵の先生であるというのはほぼ間違いないと思います。

  • 学生展示会

特賞に選ばれた千絵は歓喜というより安堵の念をあらわにし、「これで心置きなく次へ進める」と語っていました。

また、彼女の展示作品である『白椿』には東洋の顔つきをしているマリアが描かれていましたが、これにはモデルがいることが真崎によって分析されていました。このモデルこそが彼女の絵の先生でもある前園静のように思います。キチリと揃えられた前髪なんかも似ているし。

  • 前園静殺害の容疑者について

この事件の容疑者の言動と思われるものの要約を時系列順にまとめます。

 2/13『天罰』の展示日。

  コートを羽織った女性が美術館から出ていくのをステラが目撃。

 2/14容疑者の独白。

  「アレ」を見てしまい、裏切られた気分になっている。

  「動かない。逃げられない。」と追い詰められている。

  「こんなことになるならいっそ……」と犯行を示唆。

 2/15容疑者の犯行時の独白

  最初で最後の機会だから失敗できない。

  死体に対して「この娘に愛を」という言い方→年齢は高め?

  死体加工時に「サモトラケのニケのように」という表現→芸術に精通?

→静と関係の深い千絵。そして展示会での意味深なセリフ。加えて前園静殺害の容疑者は芸術に造詣の深い女性による犯行であることから年齢は高めという予想からは反しますが窪井千絵だと予想します。オープニングでも「堕落」と形容されていましたしね。

つまり、彼女は真作の『天罰』事件を引き起こし、その模倣犯によって殺されると考えました。

  • ラストに流れる声

ここの声がだれのものかよく分からなかった。ステラのように聞こえたけど千絵な気もする。内容としては

 暗い場所にいて助けを求めている。

 外で友達と一緒に遊んでいたのが直前の記憶。

であることがわかる。

外で遊ぶとあるので子供時代の記憶だと思う。だとすると話しているのは千絵で、遊んでいた友達というのは紫?子供時代に何らかの事件に巻き込まれてそこから何かしらの偏執を発症した可能性を考えました。

……………

……

が、最終的には自分の耳と直感を頼って声の主はステラということで確定させました。選択肢を間違えた場合ステラが『天罰』事件の犠牲になるのかなと漠然と考えました。

  • 余談

体験版中にたびたび出てきた外国語が書き連ねられたカットイン。Google翻訳にかけてみると、イタリア語であることがわかりました。イタリア語をPCの言語設定にインストールしないまま翻訳にかけたので一部正確に表記できずあいまいな訳になった箇所もありますが、訳は以下の通りです。

「より良い水を流すために、今度は私の機知の船が帆を上げます。それはとても残酷な海を後に残します。そして私は、人間の精神が一掃され、天国に上る価値がある第二の王国を歌います。しかし、ここでは私があなたのものなので、死んだ詩の復活、または聖なるミューズ。そしてここでカリオペはややフリーズし、その悲惨な写真で私の歌に続いて、彼らが許しを絶望するように私は打撃を聞くでしょう。」

――――――――?

全体的な雰囲気からキリスト教の聖書から引用されたフレーズのような感を受けます。何となくですがノアの箱舟について話しているっぽいですね。後半のミューズおよびカリオペについて調べたところ、ミューズとはギリシア神話で学芸全般をつかさどる女神たちの総称で、カリオペはそのミューズの一柱で叙事詩をつかさどっているようです。

ノアの箱舟に乗れなかった者たちに対して「私」(天使?)とカリオペが残酷にもその旨を通達しているシーンなのかなと自分なりに考えてみました。

しかし明確なヒントだと思って訳してみましたが、難解すぎてヒントだとしても自分では解釈しきれませんでした。

F.殻ノ少女虚ノ少女

未だに回収されていない伏線を自分の把握している範囲でまとめてみました。

  • 八木沼了一の姉、英理子

約16年前に父親からの性虐待の末に自殺未遂を起こしたことで植物状態となっている彼女。彼女とかかわりが深いキャラクターとしては弟の八木沼了一、ずっと見舞いに訪れている朽木千鶴、かつて朽木病理学研究所に勤めていた六識命が挙げられる。安直ではあるが、彼女にはCVが設定されていないこと、そしてメタ的ではあるが、意識が復活したとしても活躍の場面は薄いと考えて八木沼英理子は作中のタイミングで死亡すると考えた。この死を機に了一の心理的変化が描かれると予想。そのため逆に八木沼了一は死亡しないと考えた。虚ノ少女内でも悪運だけは強いと言ってましたし生き残ってくれると信じています。

  • 山ノ内小春の嬰児殺し

殻ノ少女内で、病院内で朽木冬子失踪の手掛かり捜索しているときという全く関係ない状況で判明した衝撃の事実。約11年前に自分の子供を殺害したとのことだが、当時は心神喪失状態にあったと診断され、現在では反省し罪を受け入れている様子。この事実が判明した時、すかさず西藤先生によるフォローが入ったことが気になっている。山ノ内先生も西藤先生による診療を受けたのだとしたら彼女は容疑者になりうるし、自分の子供を殺すという行為はキリスト教的には一般的通念以上に禁忌とされているような気がするため、被害者となる理由も整っているように思えてしまう。とにかく無事では済まない可能性大と考えて山ノ内小春は死亡すると考えました。

体験版をプレイして思い出しましたが、殻ノ少女のオリジナルともいうべき像は六識がどこかに隠しています。脱獄の可能性と相まってとにかく怪しい。前述した黒矢とのつながりも考えられるし六識は何かを起こしそうで怖い。

とはいってもさすがに脱獄の可能性は低いでしょうし、だとすると牢獄の中がある意味一番安全なので(間宮心像は死んだけど)六識命は死なないと判断。

G.Amazonの商品紹介画像

Amazonの天ノ少女Premium Editionのページには公式サイトのスチル欄には乗っていないイラストがいくつかありましたが、その中でも手掛かりになりそうなものとして2つピックアップしました。

  • 一枚目

血だまりの中にボトリと置かれている一組の手の画像。

画面左には茶色をした人影のようなものが残っている。

→茶色いジャケットであると仮定するなら年配の男性である可能性が高いと感じた。切り取られた手は綺麗な爪をしており手入れを欠かしていない印象を受けた。以上からこの手の持ち主は笹倉啓太、つまり彼は死んでしまうと予想。笹倉を初めて見たときの第一印象が小綺麗なおじさんだったので。

そして彼こそが贋作の『天罰』事件の犯人なんじゃないかなーと思いました。真作の『天罰』事件の第一発見者である彼は、同僚である前園静の美しい死体にあてられてしまった。しかし最終的には自責の念に駆られて自殺したかあるいは何かに巻き込まれて殺されるかしてしまうと思いました。

  • 二枚目

厚く積もった雪に残っている足跡の向かう先をかがみながら見つめている魚住の画像。

→メタ的な予想だが、虚ノ少女には全く出てこずに天ノ少女でカムバックし、そしてただ戻ってきただけでなく杏子への決意を新たにしている魚住……

………死ぬ気しかしない。

具体的には上記画像の足跡を先走ってたどって犯人に返り討ちにされるという展開を考えました。まあ、死因はどうであれ死亡フラグが立ちまくっている気がするので魚住夾三は死亡すると考えました。

反対に葉月杏子は生き残ると思いました。前作虚ノ少女で負傷しているし再び彼女に危険が訪れることは展開的に起こりにくいんじゃないかな―と思いました。

H.そのほかのキャラクターについて

残るキャラクターは白崎未散、佐東歩、親父となります。

未散ちゃんは多分大丈夫でしょう……天恵会の問題が解決した今、未散ちゃんを連れ去ろううとする人もいないだろうし多分安全なはず……あと未散ちゃんちんまりしてるし面識のない犯人から見初められることもないんじゃないでしょうか。

佐東歩についてはただの願望ですが生き残ってほしいです。しかし今考えなおすと死んでもおかしくない立ち位置にいるような気もします。というのも、殻ノ少女虚ノ少女においてHシーンがあるキャラクターが結構ばらけていることから、天ノ少女においてHシーンがあるキャラクターはこれまでにHシーンがなかったキャラクターに限られるという可能性が高いと思います。(具体的にはステラ、山ノ内、千絵、綿貫、紫、冬見など)そうなると歩の見せ場としては被害者という立ち位置になってくる気も……。例の部屋にもいましたし。

でも生きていてほしい。願うはただそれだけです。

親父は死ぬワケがない。

 LOT30予想まとめ

最終的なオーダーは以下の通り。

時坂玲人   時坂紫    佐東歩    生

葉月杏子  生 魚住夾三  死 真崎智之   

蒼木冬史  生 茅原冬見   高城夏目   生

朽木千鶴  生 朽木文弥  生 親父     生

白崎未散  生 山ノ内小春  六識命    生

綿貫かえで  八木沼了一 生 八木沼英理子 

二見憂    黒矢尚織  生 マリスステラ 

窪井千絵   前園静    笹倉啓太   

鳴子里子  生 鳴子昭之  生 佐枝光雄   生

佐枝和子  生 多邑勇作  生 多邑ハル   生

死者数の予測は13/30という結果に。殻ノ少女LOT30の死者数を計算したところ、同じく13/30(当社調べ、間違いあるかも)ということで傾向としては悪くないのかも。(サンプル数1ですが。)ただ、農家軍団を全員生き残ると大雑把に予想したし、最終作だけあって傾向を外してくる可能性もあるので何とも言えません。

感想

あらゆる既出の情報をかき集めてそれらをもとに予測を立てたりときには邪推してみたり得られた要素要素をつなぎ合わせてみたりして最終的な結果を推理するという体験は、考えてみると今までの人生でしたことがなく、すごく新鮮で楽しかったです。さらに、ヒントになりえるような情報をゲットしたからといって、その情報が指し示すのは生か死かというのを判断するのもまた難しく、けれど最終的にはどちらかに決めなくちゃいけなくて、迷わされ悩まされたくさん頭を使わされました。そしてこんな風に自分の思考を文字にしてまとめてみると、ところどころ後悔しちゃう選択なんかもあって本当に無限に考えることがあるなと感じました。

本編がまだ届いてすらいないのにもうかなり楽しめてしまっています。初めに書いたように高的中率は至難の業でしょうし正直自分の選択に後悔するところも多々あって入選は厳しいかな、と思いつつもこの入力作業ともども楽しかったのでオールオッケーですね。

各々の抱える偏執は癒えるのか、あとは本編を存分に楽しもうと思います。

もし読んでくれた方がいるのであれば、つたない文章でしたがここまで読んでいただきありがとうございます。 最後に全関係者様に愛と感謝を。